プラセンタって美容成分でしょ?」

そう思ってる人も多いと思います。

ただ、このプラセンタ、実は女性の薄毛改善にも優れた効果があり、クリニックでの薄毛治療にも成分なんです。

 

また、育毛サプリメントにプラセンタが配合されてることも珍しくありません。

今回はこのプラセンタの育毛効果について迫っていきたいと思います。

 

プラセンタってそもそも何なの?

茶色の馬

プラセンタは化粧品の成分としては定番中の定番。抜群の保湿効果を持っていて、みずみずしい肌をキープするのを助けてくれます。ちなみに、プラセンタっていうのは胎盤を意味します。

妊娠中のお母さんと赤ちゃんは胎盤を通して栄養のやり取りをしてます。

 

ちなみに、哺乳類の中には出産後にこの胎盤を食べる習性をもつ生物が数多く存在します。

胎盤を食べる理由、それは胎盤には自然回復力を高める力があり、なおかつ豊富な栄養が含まれてるから。胎盤を食べることで、出産で弱った体力をすぐに回復できます。

この胎盤を粉末状にしたり、エキスの形にしたものが、医療現場では使われています。

なお、プラセンタには

から抽出されたものがあります。

 

このうち、医療現場で用いられるのは人のプラセンタになります。医療機関で行われるプラセンタ治療にも、人プラセンタが用いられています。

ただし、市販の育毛サプリメントにプラセンタが配合されている場合、それは馬プラセンタが用いられることが多いです。馬プラセンタが最も人のプラセンタに成分が似てると言われていることがその理由です。なお、牛プラセンタはBSEの問題が発生して以来、ほとんど使われることは無くなりました。

 

クリニックで行われる薄毛改善のためのプラセンタ治療とは?

注射器を持つ手

クリニックでは薄毛治療にプラセンタが用いられることがあります。

クリニックでのプラセンタ治療の基本は、プラセンタを頭皮に直接注射する治療法です。

もちろんプラセンタをサプリメントという形で口から摂取するという選択肢もあります。しかし、頭皮に直接注射した方がプラセンタがダイレクトに髪の毛を作る細胞に届くため、即効性のある育毛効果が期待できるって言われてます。

プラセンタは女性の薄毛症状であるFAGAやびまん性脱毛症には、特に高い効果が期待できると言われています。そのため、女性の薄毛の治療には、このプラセンタ治療が選択されることがよくあります。

ただ、プラセンタ治療は頭皮に直接注射を行うので、痛みを伴うことがあります。そのため、痛みが苦手な人は比較的痛みの少ない細い針で注射を行うクリニックや麻酔を用いて注射を行うクリニックを選択するのがおすすめです。

 

なぜ、プラセンタで育毛効果が期待できるのか?

プラセンタで育毛効果が期待できる理由、それは次の<5つの特徴>がプラセンタには備わっているためです。

●成長因子がたくさん含まれている
●男性ホルモンを抑える力がある
●血行促進効果がある
●抗酸化作用がある
●ストレス軽減作用がある

では、それぞれの特徴について見ていきましょう。

 


日本プラセンタ協議会の解説 ※再生すると音が出ます

成長因子がたくさん含まれている

アミノ酸

プラセンタの特徴としてまず挙げられるのが、成長因子がたくさん含まれてるってこと

じゃあ、成長因子とは何かってことなんですけど、成長因子は「細胞分裂を促進する力を持った特別なタンパク質」のことになります。成長因子が体内で働くことで、髪の毛を作る毛母細胞の力が高まったり、肌を作る細胞で細胞分裂が活発化します。これにより髪の毛を作る働きが強くなったり、頭皮環境が改善する効果が期待できます。

男性ホルモンを抑える力がある

プラセンタには男性ホルモンを抑える効果も期待できます。女性が薄毛になる場合、女性ホルモンの減少がその引き金になることが多いです。女性ホルモンが減少すると、女性の体の中にも少量だけ存在する男性ホルモンがその働きを活発化させます。育毛を促進する女性ホルモンの働きが弱まり、男性ホルモンが体内で強くなるというホルモンバランスの崩れが薄毛を引き起こします。

ただ、プラセンタを摂取することで、男性ホルモンの働きが抑制されます。これによって、体内のホルモンバランスが安定し、薄毛の進行を食い止める効果が期待できます。

血行促進効果がある

血液には体内を巡って体中の細胞に栄養を届ける働きがあります。ただ、頭皮は頭のてっぺんにあり、なおかつ重力の力に逆らって血液を流す必要があるため、血行が悪化しがちです。

特に女性は筋力が無いため、血液を流す力が弱くなります。そのため、男性よりも頭皮の血行が悪化しやすくなっています。頭皮の血行が悪化すると、髪の毛を作る毛母細胞に十分な栄養が届かなくなります。栄養が不足したことで、毛母細胞がしっかりとした髪の毛を作れなくなると、ハリ・コシの無い髪の毛が大量に発生します。このような弱弱しい髪の毛があっさりと抜け落ちてしまうことで、抜け毛が急増します。

そこで、摂取したいのがプラセンタ。プラセンタには血行を促進する力があります。このプラセンタの働きで、頭皮の血行不良を改善する効果が期待できます。

抗酸化作用がある

プラセンタには老化の原因になる活性酸素を取り除く抗酸化作用があります。活性酸素には体の細胞を攻撃して破壊する働きがあります。これは毛母細胞に対しても例外ではありません。活性酸素が毛母細胞を破壊することは、そのまま育毛にも悪影響を与えます。

そのため、プラセンタを摂取して活性酸素を体内から除去するのは、育毛においても非常にプラスになります。

ストレス軽減作用がある

プラセンタに含まれる成長因子の中にNGFというものがあります。このNGFには神経に働きかけてストレスを軽減する力があると言われています。

ストレスが溜まってくると、人間の体は緊張状態になり、血管が収縮します。これが血行悪化の原因を引き起こします。したがって、NGFの働きでストレスが軽減することは、血行を促進することにつながり、育毛においてもプラスに働きます。

 

注意!プラセンタには副作用があります

バツのポーズの女性医師

育毛効果には期待が持てるプラセンタ。でも、プラセンタには副作用があることも分かってます

プラセンタサプリの副作用

まず、プラセンタサプリの副作用について。プラセンタサプリを摂取した場合、次のような副作用が現れる可能性があります。

●生理が乱れる
●下痢になる

プラセンタには体内のホルモンバランスを整える効果があると説明しました。ただ、体内のホルモンバランスが変化する過程で、生理の周期が乱れたり、普段より出血量が多くなることがあります。これはプラセンタサプリを使った場合によくみられる副作用です。また、プラセンタサプリを服用したことで、下痢のような消化器系のトラブルに見舞われることもあります。ただ、このような生理の乱れや下痢はプラセンタに体が慣れていく過程で徐々に消えていきます。なので、あまり心配する必要はありません。

体調不良に苦しむ女性

 

しかし、まれにプラセンタの成分を摂取したことで、アレルギー反応が出ることがあります。症状は体にかゆみがでたり、むくみが生じるといったもの。このようなアレルギー反応が出た場合、プラセンタサプリの服用を取りやめた方が良いでしょう。

プラセンタ治療の副作用

ビンとスポイト

次にプラセンタ治療を行った場合の副作用です。プラセンタ治療における副作用としては次の2つのパターンがあります。

●注射部位に副作用が出るケース
●全身に副作用が出るケース

まず、プラセンタ治療を行った注射部位に副作用が出るケースです。この場合、注射部位に痛みや赤みが出ます。ただ、これは半日もすれば落ち着く場合がほとんど。なので、このような副作用が出たからといってプラセンタ治療をストップする必要はありません。

ただし、問題は全身に副作用が出たケースです。例えば、

●熱が出る
●寒気がする
●発疹が出る
●肌が赤くなる

といった症状が出る恐れがあります。このような副作用が出た場合には、プラセンタ治療をストップした方が良いと言われています。

プラセンタを妊娠中に摂取しても大丈夫?

お腹が大きい妊婦さん

ちなみに、妊娠中にプラセンタを摂取して大丈夫なのかと不安に感じる人もいると思います

プラセンタ治療には、赤ちゃんに悪影響を及ぼす危険性は無いと言われています。

 

ただし、女性の妊娠が分かった段階でプラセンタ治療を中止するクリニックも多いです。

その理由はプラセンタ治療には胎児に悪影響が無くても、妊娠中という通常とは違う女性にプラセンタ治療をすることで予期せぬ事態が起こることを考慮してのことと言われています。

したがって、万全を期するなら、妊娠中のプラセンタ治療やプラセンタサプリの摂取は一時中止する方が良いでしょう。

 

まとめ

今回は育毛成分としてのプラセンタの働きについて見てきました。プラセンタの特徴をまとめると、下記のようになります。

●クリニックでの頭皮注射治療や育毛サプリメントという形で用いられる
●ホルモンバランス調整・血行促進等の働きがある
●生理の乱れや発熱などの副作用が出る可能性もある

 

クリニックでも用いられるプラセンタ。女性の薄毛改善に優れた効果があるのは間違いありません。

ただし、副作用も報告されているので、薄毛改善のためにプラセンタを利用する場合、慎重な判断が必要になることは覚えておきましょう。