「毎日シャンプーしているのに、フケやかゆみが治まらない」

「フケが出ていると不潔な感じがして恥ずかしい……」

こんな悩みをもっているひとはいませんか?

 

大量に出るフケやかゆみはひこう性脱毛症が原因かもしれません。

放っておくと脱毛につながる可能性もあるため、早めの治療が必要です。

ただ、フケや脱毛の悩みは周りには相談しづらいもの。

自分で手軽にケアできたらいいですよね。

 

この記事では、ひこう性脱毛症の原因となりやすいひとの共通点を解説!

自宅でできるセルフケアの方法を紹介します。

ひこう(粃糠)性脱毛症とは?

頭頂部の写真

ひこう性脱毛症とは皮膚の常在菌であるマラセチア菌が異常繁殖し、頭皮に炎症をおこしたりフケを発生させたりする脱毛症です。

粃糠(ひこう)というのは米ぬかのことをあらわし、ひこう性脱毛症は細かい米ぬかのようなフケがたくさんでることから、このようによばれています。

 

症状としては

「フケが多量にでる」

「かさぶた状のフケ」

「頭皮のかゆみ」

などがあります。

 

フケは乾燥しており、白もしくはグレーがかっているのが特徴。

頭皮は赤みをともなう場合が多く、ひどいときにはかさぶたが生じる場合も。

頭皮に軽く触れただけでもフケがでたり、フケと一緒に髪が抜け落ちたりするという場合は要注意です!

症状が悪化すると髪が100本単位で抜けてしまうことも。

髪質も細くなり、成長した髪が抜けてしまうため頭皮全体の毛量も減っていきます。

ひこうせい脱毛症は皮膚の常在菌による炎症が原因

皮膚には20種類もの常在菌が存在し、雑菌や病原菌の侵入を防いでいます。

常在菌の一種であるマラセチア菌は皮脂を餌にして生きているのですが、皮脂を分解する過程でオレイン酸などの不飽和脂肪酸を発生させるのがネック。

通常の量であればとくに問題ありませんが、不規則な生活習慣や食事などの影響でマラセチア菌の数が増えすぎると、この不飽和脂肪酸が炎症やかゆみなどの原因に。

炎症などの症状が進行することで、ひこうせい脱毛症の発症へとつながります。

ひこうせい脱毛症の進行が薄毛へとつながる

髪ピイちゃん_悩む

炎症やかゆみなどで頭皮環境が悪化すると、髪が生えづらい状況に。

毛周期(髪の生まれ変わりのサイクル)も乱れるため、新たな髪を作り出す機能が鈍り、じょじょに頭皮全体が薄毛へと傾いていきます。

脂漏性脱毛症を併発することも

ひこうせい脱毛症に似たもので、脂漏(しろう)性脱毛症があります。

脂漏性皮膚炎は皮脂の過剰な分泌が原因で抜け毛が多くなる脱毛症です。

皮脂が過剰に増えこびりついたフケやホコリに細菌が繁殖し、頭皮に炎症が発生。そして抜け毛が増えてしまう。。。フケは大きな塊状でべたべたとしているのが特徴です。

脂漏性脱毛症とひこう性脱毛症はどちらも発症のメカニズムが同じなので、このふたつがあわせて発生するケースも少なくありません。

 

 

ひこう性脱毛症になりやすい人

バツマークを持つ女性

ひこう性脱毛症のはっきりとした原因は、じつはまだよくわかっていません。

しかし、なりやすい原因として下記のような要因があげられます。

 

・食生活が乱れがちで栄養が偏っている

・頭皮に合わないシャンプーを使っている

・洗髪の際にこすりすぎている

・ストレスが溜まりがち

・睡眠不足が慢性化している

などいろんな要素があると言われてますが、、、

 

 

ひこう性脱毛症の主な原因は、頭皮環境の悪化によるフケの増加です

 

髪を洗ったあとですぐにフケがでる、かゆみを感じるということはありませんか?

市販のシャンプーは石油系界面活性剤を使用しているものが多く、肌への刺激が強い傾向にあります。

また、しっかりと洗おうと思うばかりに頭皮をこすりすぎるのもNG!

こすりすぎは頭皮の炎症のもとです。

さらに、ダイエットや不規則な食習慣による栄養の偏りや、睡眠不足、ストレスなどによる自律神経の乱れも頭皮環境を悪化させる要因となります。

上記のような習慣があるひとは、頭皮ひこう性脱毛症を引き起こしやすい環境にあるといえるでしょう。

アレルギーによる免疫異常も影響する可能性がある

IGEイメージ

ひこう性脱毛症を引き起こす原因としてもうひとつ、血液中の免疫グロブリン(抗体)の存在があります。

免疫グロブリンとは、血液中に存在する抗体のこと。

 

免疫グロブリン(抗体)には

IgA・IgD・IgM・IgG・IgE 5つの種類があります。

(Ig =immuno免疫 globulinグロブリン)

 

そのなかのIgEという抗体が血液中で増加することで、花粉症や喘息(ぜんそく)などのアレルギーが発症するしくみです。

ひこう性脱毛症はアレルギー症状を持つ方が比較的、発症しやすい傾向にあるため、この免疫グロブリンが関係していると考えられています。

 

 

ひこう性脱毛症の治し方。まず生活習慣改善!

鏡で髪をチェックする女性

かゆいからといって頭皮をかいてしまうと、皮膚がダメージを受けよけに症状を悪化させてしまいます。ひこうせい脱毛症の改善には頭皮環境を整えることが大切。

根本を変え再発しづらくするという面で生活改善が有効です。

ここからは、家で行えるセルフケアの方法を紹介します!

シャンプーを替える

ひこう性脱毛症は症状が軽いうちであれば抗菌作用のあるシャンプーで治療が可能です。

常在菌の異常繁殖を防ぎ、フケや炎症をおさえることで脱毛を改善できます。

シャンプーは自分に合う刺激の少ないものがベスト。

化学成分が多い物よりは、肌への刺激がマイルドなアミノ酸系のシャンプー、無添加シャンプーなどを選びましょう。

➙おすすめの生ボトルを採用した無添加シャンプーはこちら

洗髪方法を見なおす

洗髪の時は、頭皮の炎症が治まるまでは刺激の少ない天然のシャンプーを使い、爪を立てず優しく洗うようにしましょう。

また、フケが出ているとつい何度も洗おうとしてしまいますが、洗いすぎは頭皮の皮脂を奪いすぎてしまうためNG。洗髪は一日一度程度が目安です。

整髪料やカラーリング、パーマをお休みする

頻繁に使用する整髪料やカラーリング剤が、かぶれや炎症を起こす原因になっていることがあります。 頭皮にかゆみや赤みがある場合はしばらく使用を中止するか、カラーリングの場合は、美容師さんに相談して他の成分のものに変更してもらうといいでしょう。

油っこい食事を控え、頭皮によい栄養を摂取する

脂っこいステーキの写真

油っこい食事やアルコール・糖分・香辛料の摂りすぎは皮脂分泌のバランスを崩し、頭皮環境を悪化させてしまいます。油分の多い食事や刺激の強い食品は避け、バランスのよい栄養摂取をこころがけましょう。

とくに意識してとりたいのが、皮膚の新陳代謝を促すビタミンB群、皮膚の潤いを保つビタミンA、抵抗力を高めるビタミンCです。下記のリストを参考に、無理のない程度で献立に取り入れてみてください。

  • タンパク質:大豆・肉・魚・玄米
  • ビタミンA:かぼちゃ・にんじん
  • ビタミンB群:豚肉・うなぎ・あさり
  • ビタミンC:ブロッコリー・キウイ

 

質のよい睡眠を心がける

芝生で眠る女性

睡眠不足が続くと、皮脂分泌をコントロールしているホルモンバランスが崩れ、頭皮環境が悪化しやすくなります。また、睡眠中は成長ホルモンにより髪や皮膚がつくられる大切な時間です。不規則な睡眠習慣は脱毛を進行させる要因にもなるため、生活リズムを整え良質な睡眠がとれよう意識しましょう。

ストレスを解消する

ストレスは皮脂の分泌に携わる自律神経の働きを乱します。ストレスを感じない生活が理想ですがなかなか難しいもの。運動やカラオケなどで定期的に気分転換をしストレスをうまく発散しましょう。

育毛剤を使用する

抗菌、抗炎症作用のある成分が入った育毛剤を使用することで、頭皮の炎症やフケをの抑制に。毛髪への有効成分で栄養補給することにより、新たな髪の生成を助けることにもつながります。

商品は肌への刺激が少ない天然エキスが主成分となったもの、添加物が使用されていないものがおすすめです。

 

➙肌にやさしいおすすめの育毛剤を見る

 

病院での治し方

生活習慣を正しても改善が見られない場合は、病院(皮膚科)を受診しましょう。悪化すると完治しづらくなってしまいます。

病院での治し方は、ステロイド剤(外用薬)を使用し、炎症をおさえてかゆみを除去する方法が基本。

その他、マラセチア菌の異常繁殖を抑えるための抗真菌薬のケトコナゾール外用薬を処方や、頭皮の状態を整える目的でビタミン剤が用いられることも。

場合によって抗アレルギー薬(内服薬)も追加されるケースもあります。

 

頭皮環境の改善でトラブルのない美髪を目指そう!

女性のオシャレな爪のメイク

ひこう性脱毛症は比較的に完治が難しい脱毛症なので、悪化しないうちに対処することが大切。

根本の改善を目指すには生活習慣や日常のヘアケアの治し方が基本となりますが、

症状が治まらない場合は悪化するまえに外用薬での治療も重要です。

根気よく対内外のアプローチを続けることで頭皮の状態を整え、トラブルのない健やかな髪を目指しましょう!